パソコンを初期状態に戻すのがリカバリー
正確に言うとリカバリーディスクを作った時点です。
基本的には購入した段階、まず第一に行うのが基本です。
なぜなら、インターネットを繋いでもし万が一ウイルスが入ってしまったり、Windowsの更新で不具合が発生してしまった後でリカバリーディスクを作ったり、ハードディスクの中にリカバリー領域を作ってしまうと、
リカバリーをしても、パソコンが戻ってくる場所がウイルス、不具合が起きてしまった状態に戻るからです。
リカバリー=工場出荷時ではありません。
リカバリー=リカバリーディスクを作った、リカバリー領域をHDDの中に作った時なのです。
なので普通は一番最初に行います。
一昔前のパソコンは自分でリカバリーディスクを作るのが当たり前でしたが、最近ではパソコン購入時にすでにメーカーがディスクを作ってくれてたり、すでに内蔵のHDDの中にリカバリーのデータを作ってくれていたりします。
ちなみにこのHDD内のリカバリー領域を使ってリカバリーする事を『D to D』(ドライブ トゥ ドライブ)とも言います。
中古でパソコンを購入する際は、パソコンを販売の為にメンテナンスした人がパソコンのHDD内にリカバリー領域を作ってくれていることが多いです。
ただそれはあくまでもストアタイプの販売者だけで、個人でパソコンを売りに出している人に関してはリカバリーディスクがあるか、もしリカバリーディスクが作れないタイプなら問題が起きた際のリカバリーが可能か(手段はあるのか)を必ず確認してから購入するようにしましょう。
「私は変なサイトを見る訳じゃないからウイルスが入り込むことはないからそんなもの必要ないわ!」
という人も、Windowsの更新はインターネットにつなげば強制的に行われます。そしてその更新が上手く行われなくてもパソコンは動かなくなってしまうので必ず必要です。
セーブしないでドラクエを最後までクリアしようなんて無謀すぎます。
復元ポイントもまめに作る
リカバリーディスク、領域の作成はパソコンのスペックによっては数十分かかる場合もあり、そう頻繁に出来るものでもありません。
外資のBTOパソコンの『HP(ヒューレットパッカード)』はリカバリーディスク1回しか作れません。
それに基本それらは工場出荷時、もしくは購入時の状態に戻すのが基本ですが、『復元ポイント』というのを自分で作ることにより、『問題が起きる前の状態』のパソコンに戻すことが可能なのです。
例えば
・1月1日にパソコンを購入&リカバリーディスクを作る
・2月1日まで様々なツールやデータなどを保存。
・2月2日に復元ポイントを作る
・2月3日になんらかの問題が起きパソコンが正常に動かなくなった。 とします
この場合リカバリーを行うと、1月1日の状態にパソコンは戻りますが、復元ポイントを使ってパソコンを修復した場合2月2日の状態にすることが可能で、せっかく2月1日まで作りだし、保存したデータなどを無駄にしなくて済むのです。
しかも復元ポイントの製作はリカバリー関連よりも遥に簡単。
基本設定では自動で復元ポイントを作っているようなのですが、何か大きなデータをダウンロードしたりする場合は保険の為に復元ポイントを作り、その後にダウンロード&インストールする。という方法を取るとより安全です。
復元ポイントの製作方法はこちらのサイトが参考になります。